主なアレルギー検査の種類と検査方法・費用はいくら? 保険適用がされる検査は?
アレルギー検査には「血中抗原特異的IgE抗体検査」「プリックテスト」「食物除去試験」「食物経口負荷試験」などがあり、主に血液検査によって行われるアレルギー検査である「血中抗原特異的IgE抗体検査」は血液中の血清を用いて原因となる物質(アレルゲン)の特異的IgEを測定し、患者のアレルギーのアレルゲンが何かを診断します。
ひとくちにアレルギー検査と言っても、さまざまな種類があり、期待できる効果もそれぞれ異なりますし、もちろんかかる検査費用も違います。
今回はアレルギー検査のそれぞれの検査方法とその期待できる効果、金額等についてご紹介させて頂きます。
アレルギー検査、それぞれの違いと効果・料金について
上記のようにアレルギー検査ごとに検査方法や料金が異なります。
2019年現在、多くのアレルギー検査が保険適用範囲内となっていますが、産業医学(鉛・有機溶剤)関連検査などは健康保険の範囲外となるのご注意ください。
また血液検査の結果は絶対ではありません。
血中抗原特異的IgE抗体検査の結果はあくまで目安であり、そのアレルギーがあることを証明することにはならない(信頼性は高いですが)ため情報の取扱については、ご注意を。
血液検査=アレルギー反応じゃない! あくまで数値的な問題です。
食事の特異的IgEは、卵と牛乳、ピーナッツや小麦の一部タンパク質などを除いて、信頼性はあまり高くありません。つまり血液検査で陽性を示さない物質にアレルギー反応が起こることはありえるし、陽性を示してもアレルギーがあることの絶対的な証拠にはなりません。
アレルギー検査として一般的に知られることが多い「血中抗原特異的IgE抗体検査」には大きな落とし穴があります。
それは上記のように「数値は数値でしかない」ということ。
例えば、血液検査で「大豆、米のIgE抗体反応が確認出来た」という結果が出たとしても、実際に大豆製品や白米を食べてアレルギー反応が発生するとは限らない、ということなのです。
「アレルゲンを食べて、身体に異常が出た」という場合を除いて、血中抗原特異的IgE抗体検査の結果を絶対的に考えないようにしましょう。
また「プリックテスト」「食物除去試験」「食物経口負荷試験」は、実際に身体にアレルギー反応が出ていることを確認することが出来るため、検査の制度としてはかなり信頼度が高いと言えるでしょう。
(これらの試験結果は、ほぼ間違いないと言って良い)
「もしかして、アレルギーかな?」と気になる場合は、検査してみるのも1つの手かも?
当サイトではアレルギー反応がでていないかどうかの実体験を行ったり、グルテンフリーや低アレルゲンメニューのレシピなどをサイトの中でご紹介しています。
しかし、事前に「自分は何にアレルギー反応があるのか」を知っておくと、より具体的に家庭でアレルギーに注意しながら、且つ適切な食事や生活をすることが出来るようになります。
アレルギーを恐れるあまり、食べられるものが食べられないのはとても悲しいことです。
もちろん、その逆もしかりですが「自分の身体について知る」ということは、決してマイナスには作用しません。
先にも触れた通り、血液検査の結果は絶対ではありませんが信頼性の高い検査を行い。自分の弱点とも言うべきアレルゲンについて知っておけば、アレルギー反応での苦労はずっともっと減るはずです。
また闇雲に「これは身体に悪いから!」と食べ物について恐れる必要もなくなります。
そして、それはアナタだけでなくお子さまにとっても同じはず。
「もしかして……」と気になるようならば、一度アレルギーに関する検査に挑戦してみてはいかがでしょうか?